結婚相談所や婚活サイトに登録している人はたくさんいます。人が集まれば、合う人・合わない人だけでなく、ときに失礼な行動を取ってくる異性と出会うことがあります。
だからといって、あなたが「ムカッ」ときて感情的な態度で接してしまうと、相手から「失礼な言動を取られた」という扱いをされたり、トラブルに発展してしまうかもしれません。
たとえ、相手に非があったとしても、感情に任せた言動は、あなた自身を傷つけてしまい、後悔が残ることでしょう。
婚活だけでなく、プライベートや仕事でも同じです。
そこで、今回は、もしもムカッときて感情的になりそうなとき、冷静に対処する方法について紹介していきます。
1.怒りで損をしていませんか?

怒りは、せっかくいままで築いてきた人間関係を壊すことがあるだけでありません。
ふと冷静になったとき「なぜ感情に任せてしてしまったんだろう…。」「またやってしまった…。」と後悔の念が押し寄せてくるだけでなく、あなた自身が大きな傷を負うことになるでしょう。
誰しも喜怒哀楽があります。
けれど、同じ”怒る”でも、人によって表現の仕方が違いますよね。たとえば、すぐにまわりにぶつけてしまう人、グッと我慢する人、うまく変換させている人…本当にさまざまです。
もしも、あなたが怒ったとき、すぐに言動に出てしまうのであれば、”怒り”との付き合い方を学び、コントロールする方法を知れば…いままでよりも、プライベートや仕事での人間関係が向上するハズです。
2.最初の90秒間は本能的なもの

そもそも、なぜ私たちは「怒り」を覚えるのでしょうか?
じつは、脳が怒りを感じたとき、簡単に言えば、血中に「怒り」のホルモンが流れます。この怒りホルモンが体内に流れる時間は約90秒。
この90秒間、脳から放出された化学物質である怒りホルモンに身体が支配され、「ふんがー!!!」と怒ってしまうのですが、逆に言ってしまえば、90秒経過してしまえば、怒りの成分は身体から消えてしまうことになります。
”怒り”ってキッカケがなければ、なかなか収まらないのではなかったのですね。
自分が怒りで支配されてしまう時間は、90秒と知っていたら…怒りも我慢できると思いませんか?
3.90秒以上、怒鳴り続ける人がいるのはなぜ?

この怒りについて、ハーバード大学の神経解剖学者テイラー博士によると『人間の感情を引き起こす化学物質は、90秒で洗い流される』と提唱しています。
つまり、あなたが「ムカッ!」と頭に血が昇ったとしても、90秒後には、その気持ちもなくなるハズなのです。
しかし、私はある疑問を抱きます。それは…
ーじっさいは90秒以上経ってもイライラしている人が多いですよね。なぜなんでしょうか?
いつまでの根に持ち、イライラしている人っていますよね。店員などに永遠に怒鳴ってクレームをつける人を見れば、”90秒ルール”は適用されていないような気がします。
じつは、テイラー博士の90秒ルールには法則があります。
本来、90秒以上経過すると身体に流れる「怒り」のホルモンは消えているはずなんですが、それでも怒りを続けている人は、無意識に「自分自身が怒り続けることを選択しているとき」です。
- あんなことをするなんて許せない。
- 非常識にもほどがある。謝っても無視する。
- 二度と口を利かない。
このように、90秒から延長して”怒り”を継続させるのは、はっきりいって時間の無駄です。相手は何も感じていません。
ただ、あなたがエネルギーをたくさん使ってしまって疲弊するだけなのです。
4.90秒ルールをつくる

怒りに囚われてしまいそうなときはどうすればいいのでしょうか。
そもそも、怒りを抑え込もうとしても無理ですよね。かえってストレスが溜まり「なぜ俺が我慢しなくてはいけないんだ!」とかえって増幅してしまうこともあります。
でも、いまのあなたは、テイラー博士の研究結果を知って”本能で怒りがどうしようもない状態は90秒ある”という事実を知りました。
だから、”怒り状態になった90秒間”、怒りを抑えつけるのではなく、怒りたい気持ちを認めてあげることが大事です。そして、同時に「怒りホルモンが影響するのは90秒だから、90秒だけ我慢すればいい。」と意識するのです。
90秒は長く感じることでしょう。
10秒…20秒…
大声を上げたくなるかもしれません。
まわりにあるモノに八つ当たりしたくなるかもしれません。
…!
けれど、時間が経つにつれて「この怒りをぶつけたい!」という気持ちがだんだんと薄れていくことに気が付くはずです。
5.その場から離れる

怒りの原因が目の前にあると、どうしても怒りが再燃してしまいます。だから、怒りが再燃しないように”あえてその場から離れる”ことも方法のひとつです。
その場から離れるだけでも効果がありますが、もしも時間に余裕があれば、外に散歩をして気分転換するのもいいですね。
身体を動かすと、幸福ホルモンともいわれるエンドルフィンが脳内で放出され、うまく中和してくれる作用があります。
6.別のことに意識を持つ

その場から離れても、思い出しただけでもムカムカしてしまうかもしれません。そのようなときは、楽しい動画を見るのも方法のひとつ。
たとえば、お笑い動画を見たり、ゲームをすることで、意識が楽しいものにシフトされるので嫌な思いが和らいでいきます。
怒ったときには”自身が笑顔になれる、〇〇と〇〇をしよう”と自分のルールとして決めておくのもいいですね。
7.即行動だけは避ける

怒りエネルギーは巨大なパワーです。
日ごろ、動かない人でも身体がスムーズに動きますw
その怒りを否定することは難しいでしょう。
冷静になりにくい90秒間に抑えるのではなく、ホルモンが働いていない90秒後に先送りするのもひとつの作戦です。
90秒後の私も怒っているかもしれません。
けれど、いまの私よりも冷静に状況を見つめることができます。
冷静に考えることができれば、言動も変わるということです。
まとめ!
怒りに任せて行動すると相手を傷つけるだけでなく、あなた自身が傷つきます。
だからこそ、事前に怒ったときの対処法として自分なりのルールをつくっておくといいですね。
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